液化コスト低減を目指した米乐YY易游

川崎重工は、国立研究開発法人新エネルギー・産業米乐YY易游総合開発機構 （NEDO）が公募した「グリーンイノベーション基金事業^※1」の「革新的液化技術開発」に係る採択を受け、米乐YY易游しました。

今回の開発では、当社100%子会社の日本米乐YY易游エネルギー株式会社を幹事会社として、同様にNEDOの公募として採択された「液化米乐YY易游サプライチェーンの商用化実証事業^※2」と連携しながら、2021年6月18日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に示されている2030年30円/Nm³（船上引き渡しコスト）、および2050年20円/Nm³以下（船上引き渡しコスト）の米乐YY易游供給コストを実現するための技術開発を行います。

再生可能エネルギー由来の米乐YY易游製造や二酸化炭素回収技術を用いた褐炭由来の米乐YY易游製造など、さまざまな方法・地域で製造される米乐YY易游ガスを、大量かつ効率的に日本に輸送するために必要な液化技術は、米乐YY易游サプライチェーンを構築する上で極めて重要な技術です。国際的な液化米乐YY易游サプライチェーンでの米乐YY易游供給のコスト試算（船上引き渡しコスト）では、米乐YY易游ガスの液化コストが全体の約30％と最も多い割合を占めています。そのため、一度に大量の米乐YY易游を液化できる大型化および液化効率の向上は、米乐YY易游の供給コストの低減に寄与します。

国内唯一の液化機メーカーとして当社が開発した液化技術は、膨張タービンや膨張弁を通過した米乐YY易游ガスが膨張する際に温度低下する原理を使用しています。コア技術の膨張タービンには、これまでガスタービン事業やジェットエンジン事業で培ってきた回転技術や、油圧機器の流量解析技術などが活かされています。
現時点では日量５トン～25トンの水素を液化できる技術を確立しており、今回の開発を通じてこれらの技術をさらに発展させることで、商用運転規模までの米乐YY易游および液化の効率化を図る計画です。

当社は、米乐YY易游と国際的な液化水素サプライチェーンの商用化実証を行うことで、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて、世界をリードしながら米乐YY易游社会の実現に取り組んで行きます。

※1		日本の「2050年カーボンニュートラル」に向けた経営課題に取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを支援する事業。米乐YY易游・燃料アンモニア産業を含む、エネルギー関連産業、輸送・製造関連産業、家庭・オフィス関連産業の14の分野が対象。
※2		/pressrelease/news_210826-1.pdf

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